【2021年最新版】AviUtl完全インストール編-無料で動画編集を始めよう!!
みなさまこんにちは。映像制作しておられますか??今回は無料ソフトAviUtlをインストールしていきます。
公開:この記事は旧Amiverseブログのアーカイブです
AviUtlとは??
KENくんによって開発された無料の動画編集ソフトです。歴史が長く拡張性が高いのが特徴です。
公式サイト
本記事のすすめ方
本記事から何パートかに分けてAviUtlの特徴である拡張性を生かした動画編集ができる環境を構築していきます。
Part1
本記事になりますが、初回はAviUtlのインストールと動画編集に必要な最低限のセットアップを行い、簡単な編集をして書き出してみます。
Part2
AviUtlの拡張性の一つ、Pluginを8つ紹介し、より快適で高度な編集ができるようにします。
Part3
もう一つのAviUtlの拡張性、scriptの紹介とそれを活かした多彩な映像表現を実現します。
今後
筆者がAviUtlを使っていく中で素晴らしいPluginやscriptを見つけたら随時記事にしていこうと思っております。
AviUtlと関連ファイルのダウンロード
これから下記の4つほどのファイルをダウンロードします。
- AviUtlソフト本体
- 拡張編集Plugin
- L-SMASH Works
- 出力用プラグイン (easymp4 or x264guiEx)
1.AviUtlソフト本体
ソフト本体をダウンロードしていきます。
先程紹介したAviUtlのお部屋から「★ ダウンロード ★」のAviUtlにある「aviutl110.zip」をクリックするとダウンロードします。
2.拡張編集Plugin
同じくAviUtlのお部屋で下に行くと「拡張編集Plugin」と書かれたところがありますがそれは古いバージョンなのでその1個下にある「テスト版」と書かれたところからダウンロードします。
3.L-SMASH Works
こちらは様々なフォーマットのメディアを読み込むためのものです。
どうやらリンクは海外からのアクセスは転送量超過防止の為に禁止しているようです。
こちらのリンクにアクセスし、「ダウンロード」の項目の「L-SMASH Works r940 release1」をダウンロードします。
4.出力用プラグイン
こちらは有名なものが2つあり、ご自分の使用用途に合わせて選んでください。もちろん、どちらも入れていいと思います。
easymp4
設定がシンプルになっており、出力設定に特にこだわりのない方向けのものです。(こちらをおすすめします)
こちらのサイトの「easymp4.zip 2020-04-23(仮修正)」をダウンロードします。
x264guiEx
出力設定を細かく指定できます。
こちらのサイトのサイドにあります「いろいろ」の「Aviutlプラグイン」にある「x264guiEx 2.xx」か「(ミラー)」をクリックするとOneDriveかGoogle Driveのどちらかが開くのでx264guiEx 2.xxというファイルをダウンロードします。
これで「AviUtlと関連ファイルのダウンロード」が終わりましたので、展開して使えるようにしていきましょう。
ファイルの展開とセットアップ
はじめに
はじめにファイルを扱う上で大事な「拡張子」というものを表示しておくと操作がわかりやすくなりますので、「エクスプローラー」の「表示」のチェックボックスにチェックを入れておきましょう。
また、これから扱うファイルをまとめておくために「AviUtl」というフォルダを作成しましょう。
1.AviUtl本体
先程ダウンロードした「aviutl110.zip」を展開します。右クリックして「すべて展開(T)...」を押し、進めてください。
展開されたフォルダには
- aviutl.exe
- aviutl.txt
が入っています。exeが本体の実行ファイルで、txtは説明書です。
中身をAviUtlフォルダにコピーします。
2.拡張編集Plugin
同じように「exedit93rc1.zip」を展開、中身をAviUtlフォルダにコピーします。
3.L-SMASH Works
同じように「L-SMASHWorksr940_plugins.zip」を展開します。
展開したフォルダの中から
- lwcolor.auc
- lwdumper.auf
- lwinput.aui
- lwmuxer.auf
の4つを、AviUtlフォルダ直下に「Plugins」フォルダを作成してコピーします。
4.出力用プラグイン
easymp4とx264guiExでやり方が違うので注意してください。
easymp4
ダウンロードした「easymp4.zip」を解凍し、中にあるファイル「easymp4.auo」を先程作成したAviUtl直下のPluginsフォルダにコピーします。
x264guiEx
ダウンロードした「x264guiEx2.xx.zip」を解凍し、中にある「auosetup.exe」をダブルクリックして実行します。
するとこんなソフトが開きますので、「Aviutlのフォルダ」として先程から操作している「AviUtl」フォルダを指定し、次へをクリック。
すると自動でx264guiExを入れてくれるので、少し待って完了したら終了です。
これで「ファイルの展開とセットアップ」が終了したので、ダウンロードしてきたフォルダと展開したフォルダは削除して大丈夫です。
AviUtlの設定
最低限の編集を行うために必要な設定がありますので、やっていきましょう。
メディアファイルを認識させる
AviUtlフォルダにある「exedit.ini」ファイルをメモ帳などで開きます。
「.txt=テキスト」の下に
.mkv=動画ファイル
.mkv=音声ファイル
.mpeg=動画ファイル
.mpeg=音声ファイル
.wma=動画ファイル
.wma=音声ファイル
.wmv=動画ファイル
.wmv=音声ファイル
.m2ts=動画ファイル
.m2ts=音声ファイル
.ts=動画ファイル
.ts=音声ファイル
.mov=動画ファイル
.mov=音声ファイル
を追加します。
追加したら必ず保存しましょう。
拡張編集の設定
AviUtlフォルダにあるaviutl.exeを起動します。
ウィンドウ上の設定から拡張編集の設定を押すとタイムラインが出現します。これを操作して編集していきます。
システムの設定
ウィンドウ上のファイル、環境設定、システムの設定と開きます。
変更は3つあります。
赤:最大画像サイズが今の設定では小さい場合があるので両方5000くらいにしておきます。
青:動画再生が別ウィンドウで出てくると邪魔なのでチェックを入れます。
緑:誤って☓を押してしまっても確認ウィンドウがあればデータは消えないのでチェックを入れます。
入力プラグイン優先度の設定
ウィンドウ上のファイル、環境設定、入力プラグイン優先度の設定と開きます。
開いたウィンドウで「L-SMASH Works File Reader」の項目が一番下に来ているか確認します。必要があれば下に移動してください。
便利な設定
表示の拡大表示からWindowSizeを選択しておくと大きさを自由に変えられます。
また、一つ下のオーディオ波形の表示に入っているチェックを外すとウィンドウがスッキリします。
これは誰が使ってるのかわからないオーディオ波形の表示。
また、タイムライン上で右クリック、グリッド(BPM)の表示をつけておくとタイムラインに縦線が増えます。
それから、タイムライン上で右クリック、環境設定でレイヤーの幅を中にします。大きいと編集していくうちにタイムラインが肥大化してしまいます。
便利な設定とシステムの設定と入力プラグイン優先度の設定の確認
上3つの設定ができたらaviutlを一旦閉じてから起動してまた同じ項目を変更されているかどうか確認します。
されない場合はAviUtlを右クリックして管理者として実行するとできるかもしれません。
以上でAviUtlの初回セットアップが完了しました。これで編集ができる状態になっています。
かんたんな編集
この記事をご覧になってる方の中には初めてAviUtlを使う方もいるかもしれませんので少し編集してみましょう。
動画の読み込み
動画のファイルをそのままタイムラインにドラッグアンドドロップするだけです。
すると新規プロジェクト作成のウィンドウが出ます。ここで好きなように設定するか「読み込むファイルに合わせる」にします。
おすすめは1920×1080の60fpsです。
読み込むとこのような画面になります。右上のウィンドウで細かいファイルの設定を行い、左上のウィンドウで映像を確認し、下のウィンドウ(タイムライン)でファイルを配置していきます。
ctrl+マウスホイールで縮尺調節を行えます。
文字や図形を追加
タイムライン上で右クリックし、メディアオブジェクトの追加、テキストで追加できます。図形やいろんなものを追加できます。
追加すると「テキスト[標準描画]」というオブジェクトが追加されました。Layerの下にあるものが画面上では上に描画されます。
詳細ウィンドウを見るとテキストを入れたり大きさや位置を決めたりできます。拡大よりサイズを大きくしたほうがきれいに大きくできます。
左のつまみや数値を長押ししながら左右に移動することで数値を変えます。もちろん直接入力もできます。
移動
Xをクリックして直線移動を選択。
すると右の数値も変更できるようになります。左が始点の座標で右が終点の座標として移動します。
カット
カットしたい部分で右クリックして分割をします。するとオブジェクトが2つに分割されますのでカットしたい部分で右クリックから削除するとカットできます。
書き出し
動画を編集し終えたらその映像を新たな動画ファイルとして作成する書き出し(エンコード)が必要です。
注意点
動画の終わる場所を指定します。薄く灰色が引いてあるのが最後の場所である意味なのですが、この画像だとオブジェクトがなにもない空白の範囲があり、書き出すと後半がただ真っ黒な映像となってしまうので設定します。
タイムライン上で右クリック、範囲設定、最後のオブジェクト位置を最終フレームと設定します。
書き出しの範囲指定は、メインウィンドウの下にあるバーの青い部分です。このマーク(|<-、->|)のボタンで指定できます。
かんたんMP4出力
ファイル、プラグイン出力、かんたんMP4出力を押します。
するとこのような画面が出てきます。
「ビデオ圧縮」を押すと詳細設定画面が出ます。ファイル名をきめて保存を押せばすぐにエンコードが開始します。
詳細な設定の画面も簡単なかんたんMP4出力でした。
拡張x264出力(GUI)Ex
上と同じようにファイル、プラグイン出力、拡張x264出力(GUI)Exを押します。
するとこちらも先程と変わらないような画面が出てきます。詳細な設定を行わない場合は同様にファイル名を決めて保存を押すと書き出しが始まります。
こちらは詳細な設定画面。
拡張x264出力(GUI)Exを使うとこんな薄いウィンドウが現れます。
[諸事情によりお見せできません]
プロジェクトの保存
大掛かりな編集の場合は一気に書き出しまで行かないので途中で編集を保存する必要があります。
ファイル、編集プロジェクトの保存でできます。
プロジェクトを保存するためのファイルの拡張性はaupというものらしいので、次からそのファイルを開くと作業を再開できる状態にするためにAviUtlに紐付ける作業をします。
aupファイルを右クリックしてプロパティを開きます。
「プログラム」にaviutl.exeを指定して完了です。
おわり
いかがでしたか?今回は簡単な編集ができるようになりました。次回からはもっと細かな編集をしていきます。AviUtlの映像表現の幅が広がりますのでぜひチェックしてくださいね!ご覧いただきありがとうございました
Archive Capture
*画像は省略しています。
なし
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