
Galaxy Z Fold7は必要ないかもしれない
Galaxy Z Fold7の購入後レビューだと思ってください。買うのをやめとけってわけではないですが、実際に使ってみると理想と現実のギャップを大きく感じてUltra系で事足りてたのではないかとおもってしまったという話です。
公開: 更新:プレ公開(執筆中)
【高い!】Galaxy Z Fold7を購入
8/1発売の第7世代大画面フォルダブルスマートフォンです📱
ブルー、グレー、ブラックに加えSamsung公式ストアでのみミント。
今回の注目ポイントは、薄さ・軽さです。前モデル比約20%、初代比約50%の薄型化というとんでもない改変が起きまして市場を騒がせました。軽さは219gと一般ハイエンド端末と変わらない軽さで非常に実用的になっています。
これまで7回の世代交代の中でもっとも革新的であったため、前から気になっていたシリーズということなどもあり機種変に至りました。
【これが見たかった!】大画面メインディスプレイ
開いてでてくるメインディスプレイはスマホとしては考えられない大画面。何をするにも十分な大きさで、ONE UIの作り込みによって大画面を生かした「アプリのマルチタスク」も快適にできます。
どんな映像も拡大して表示すれば圧巻大迫力で映像が楽しめます。
購入したわけ
今まで使用していたGalaxy S23 Ultraにはいくつかの不満点がありました。
①FeliCaなし
海外版を購入していたためFeliCaが搭載されていませんでした。通学の際に定期をモバイルPASMOで買うために別のスマホXperia XZ1を使用していました。改札をとおる度にデュアルスマホ体制にならないといけないとても不便でした。このパスモ要員スマホにはSIMを入れていなかったため外でのチャージ時にはテザリングをしたりということもストレスでした。
②画面のひび割れ
購入してから約9か月、自転車走行中にポケットから落としてしまい画面を一部損傷させてしまいました。右上のバッテリー表示辺りには素子が死んで黒くなっているのが見えます。左下にはガラス部分にヒビが入っていてフィルムでどうにか押さえているような状況でした。
③バッテリーの消耗
使いはじめて2年を過ぎた頃、バッテリーが膨張して背面カバーを突き破って出てきてしまいました。海外版のスマホということもあり公式の修理は無理なのでAmazonでバッテリーを買い自分で交換しました。背面カバーを閉じるための両面テープがついていて使ったのですがうまく接着せずすこし隙間ができた状態になっていて防水防塵仕様ではなくなっていました。
これらのことからスマホを買い換えることを検討していました。そして8/1にFold7が発売され話題になっていて徐々に気になってきました。販売開始時点では買おうとは考えていませんでした。購入を決めるきっかけとなったのが瀬戸弘司さんの動画でした。前々からFoldユーザーにおすすめをされていいなといっていた瀬戸さんがやっと購入に踏み切ったというのが印象的で購入欲がわいてきました。ミントにしたのは、DS Liteのミント色に似ていて懐かしいなと思ったからです。
超進化の裏
超絶進化したこのFold7の魅力はスマホとして実用的な薄さ・軽さでした。
加えてカメラはGalaxyのハイエンド並みに強くなっていてメインカメラは2億画素に対応です。
しかしこの裏で前作から改悪がなされた部分もいくつかありました。
①メインディスプレイのカメラパンチホールがUDC(Under Display Camera)ではなくなった
画面下にカメラを隠すことで普段はカメラが見えない仕様が長らく続いていましたが、ここにきてそれが廃止。常時インカメが右上に黒くたたずんでいます。映像作品鑑賞中は目立ちます。
ただ解像度は向上しています。
しかし私にとってこれはS23で慣れていたので気になりませんでした。
②Sペン非対応
なんとこれも長らく続く伝統的な仕様なのにもかかわらず廃止してきました。大画面
しかしこれも私にとっては気になりませんでした。S23のSペンはかわいそうなくらい使っていませんでした。
本当にGalaxy Z Fold7は必要だったのか?
開封直後は薄さ・軽さのインパクトが強く面白いと思いました。その後使い続けてみるといろんなことがわかってきました。
本当にGalaxy Z Fold7は必要だったのか?そう思い始めた理由がいくつかありました。
①使いにくい比率の大画面(メインディスプレイ)
16:9の画像をフルで表示させるとこんな感じになります。
S23 Ultraで画面いっぱいに表示した状態+横1cmくらいなんです。正直あんまり変わらないなと思ってしまいました。
②使いにくい比率の小画面(カバーディスプレイ)
16:9の画像をフルで表示させるとこんな感じになります。
S23 Ultraより小さいなぁ、と思ってしまいました。
③少ないバッテリー(4400mAh)
スマホ中毒ニートにとしては非常に少ないです。1日持つわけなく、1.5~2回の充電が必要そうです。へたったS23 Ultraと変わらないなぁと思ってます。
④高い!
このスマホ、最安でもなんと265,750円!ここまでの価値を見いだせない気がします。
こういった理由でFold7は自分のスタイルにあっていなかったのではないかと考えてしまいます。
XとYouTubeなどアプリの使用感
Xはカバー画面では小さく感じます。メイン画面で表示すると画像で画面がいっぱいになったり、文字が横に続きすぎて読みずらかったです。
YouTubeは、メイン画面で動画とコメントを見るとき、コメント欄が上に少し上がって動画の下部を隠してしまいます。これが地味にストレスです。またPiPをメイン画面で使うと最小化しても横幅が画面の半分ほどある大きさになります。これがでかすぎてマルチタスクできたもんじゃないですね。
ただ、この二つのアプリをマルチタスク表示したら最高でした。
Chromeなどブラウザはメイン画面で開くと上部にタブが表示されるようになります。これが邪魔くさいです。縦の画面幅を侵食しているので不快です。サイトの表示はレスポンシブに対応しているところであれば見やすいと思いました。ただヘッダーが大きくなりすぎたり、PC表示になって文字が小さくなったりと、思うように表示してくれないサイトも少なくないです。メイン画面とカバー画面を切り替えても表示サイズが切り替わらずリロードが必要になるサイトもあります。サイゼリアのオーダーサイトはメイン画面だと縦横どちらでも表示できないというのがバズってましたね。あまり想定されてない画面比率なので仕方ないです。
メイン画面でのキー入力はフリック入力をフローティング表示させることで、純正キーボードでも快適にできています。ただサイト上で入力する時などはどこにキーボードをおいておくか悩ましいです。
他の気になる点
購入前に気になっていた点はほかにもあります。
①カメラ部分の出っ張り
私は特に気になりませんでした。裸で使う時には確かにガタガタしますが、持っているときにはいい持ち手となります。マグセーフのケースをつけて適当なスタンドも付けておくとこのでっぱりは気になることはなくなりました。
②指紋認証
画面内指紋認証に慣れていましたが、こっちの方が快適でした。側面の電源ボタンは指紋認証機能を兼ねていて触った瞬間に認証されて画面が開きます。これが恐ろしく早くて、スマホを持った時に気づかづ触れていて画面が開いていたということが多発しています。スマホ中毒者にはうれしい機能ですが、外で開いたまま気づかず放置してしまわないか少しだけ心配です。この電源ボタンは段差がほぼなく意図的に指紋認証しようとしたときに触るのが難しいと感じます。XZ1のようにすこし凹ませてもよかったと思います。
③ケースとフィルム
今は両方ともSpigenのものをつかってます。カバー画面にガラスフィルムは必須だと思います。純正ケースはカバー画面が無い側しかケースがないらしいですね。Spigenは高いですが両方ケースがつきます。カメラ側にMagSafeリングがついてますが、そのままMOFTのような持ち手をつけるとカメラに干渉して上部が浮き磁力が弱まります。なのでリングを購入してケースにすこしずれた位置で張り付けています。
S23 Ultraと比べて
結論はまだでない
Fold7のセットアップを一通り終えて、今まで使っていたS23 Ultraと兼用状態なのですがなんだかんだFold7の大画面を手にとってしまいます。
そりゃ高額で買ったから使わなきゃいけない的な考えが先行しているのかも知れませんが、やっぱり大画面は魅力的で大体のwebサイトであれば今まで以上の閲覧体験(?)が得られますし、アプリの待ち状態にサッとマルチタスクが普通のスマホサイズでできるといった、慣れてしまうと戻れない不可逆的で悪魔的な魅力的がありました。
S23 Ultraを改めて使うと、カバーディスプレイを使っているような、極端に狭いディスプレイのように感じます。この感覚がFoldユーザーを掴んで離さない本質的な価値なのかなと思いました。
結論でSシリーズのUltraがいいとなったところで一括なのでしばらくもとには戻れないのですがね...
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