【Claude 3.5 Sonnet】コードを直接実行できる"アーティファクト"が便利すぎるので全て試す
アーティファクトの6つの魅力を完全解説!日本時間6月21日未明、新機能が使えるようになりました。そのうちのアーティファクトという機能が便利なので紹介です。
公開:Claude 3.5 Sonnet
Claudeを提供するAnthropic社は日本時間6/21 未明に突如Claude 3.5 Sonnetを発表、提供開始しました。
見どころとして、対抗サービスChatGPTのモデルGPT-4oに匹敵、または超える能力を持つのではないかと言われる点などがあります。
時間で使える回数は限られるなどの制限はあるものの、無料でも使えるのが魅力的です。
またファイルの読み取りに対応していて、Excelファイルを入力して様々な操作をしてもらうなどの使い方が出来ます。
しかし、私が注目したのは「Artifacts」(アーティファクト)という機能です。
新機能、アーティファクト
アーティファクトの概要について知っていきましょう。
AIに質問した
アーティファクトって何?
簡単に言うと、アーティファクトは「情報の宝箱」みたいなものです。テキスト、コード、図表など、さまざまな種類の情報を整理して保存できる、デジタルな箱だと考えてください。でも、ただの箱じゃありません。中身を見やすく表示したり、必要に応じて編集したりできる、スマートな箱なんです。
何が出来るのか?
普通に会話していると、AIが適切なタイミングでこのような四角いボックスを表示させます。
これは、会話とは別の場所に、以下に挙げるコンテンツを個別に置いてくれる場所となっています。
- コード表示
- マークダウン文書
- HTMLコンテンツ
- SVG画像
- Mermaidダイアグラム
- Reactコンポーネント
これらのコンテンツがアーティファクトと呼ばれる会話とは別の場所に表示されます。
それの何がいいかというと、以前まではソースコードの表示のみだったものが実行された状態で表示されるのです。
見た方が早いので、早速試してみます。
AIに聞くアーティファクトの6つの魅力
出来ることを6つに分けて説明します。
1. コードの達人:プログラミング言語を美しく表示
上の画像中にあった、会話中に出てくる四角いボックスを押すと、現在の会話が画面左に、アーティファクト実行画面が画面右に表示されます。
これはシンタックスハイライティング。
コードを意味ごとに色付けしてくれる機能です。
これは以前までも会話中で出来ていましたね。
2. 文書マスター:マークダウンで簡単整形
文章を、見出しや平文、強調部、引用部、などなどに分けて綺麗に表示してくれます。
WEBサイトのように表示されるので、文章を見やすくするのにとっても便利ですね。
3. ウェブページクリエイター:HTMLを即座に表示
試しに競合であるChatGPTのチャット画面を再現してもらいました。指示たった1文でこの完成度で作成し、完成したものを表示してくれます。
この表示機能こそが、アーティファクトであり、今回の目玉機能です。
会話がよりスムーズに進みます。
さらに追加で注文してみましょう。
送信ボタンがなかったので、作ってもらいましたがこれも指示はたったの1文でものの数秒で終了しました。
4. 図表の魔術師:SVGで視覚的表現
SVGという(ボタンアイコンと言えば分かりやすいでしょうか?)画像を表示できます。
試しに送信ボタンのアイコン画像を作ってもらいます。
このように表示されました。
右画面上のボタンを押すと、ソースコードを見ることも出来ます。
その画面は上で見たシンタックスハイライティングが適応されたものと同じです。
さっきと同じ会話で指示したので、気を利かせてチャット画面の送信ボタンに適用してくれました。素晴らしい。
5. フローチャートの友:Mermaidで図解を簡単に
マーメイドという遷移図表示方法があります。これも十分うまく作ってくれました。
6. UIデザイナー:Reactコンポーネントを即座に表示
Reactも使えるのか!?何故だ!?
・・・で開くメニューをつくってもらいました。が、左上すぎて押して開いても見えず。修正を依頼しました。
中央にいい感じです。
表示されました。完璧です。
最大の利点JavaScript
この機能で個人的に1番嬉しいのはHTMLとJSを実行可能な状態で表示させることでした。
今までであれば、会話中でソースコードを提示してもらいそれをコピペして、自分で用意した実行環境に貼り付けて実行するわけです。
この手間が無くなったのは衝撃的です。
試しに、蛇ゲームを作ってもらいましょう。
1文作ってとお願いするだけでこの完成度。実際に動いています。餌の判定もあります。胴体も長くなります。でも何故か四隅は反対側に繋がっていました。昔のマリオ見たいですね。
スマホでも出来るように、ボタンを置いてもらいました。こんな指定も一瞬です。
おわり
GPT-4oがあったので無料枠でファイルが使えるだとか性能が高いだとかは驚き控えめでしたが、UIの利便性が上がったこのアップデートは驚きでした。
実際、コードを書いてもらっている人は切望していた機能だったと思います。これがChatGPTの方にも来てくれるといいですね。
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